研修を通じて一から学ぶことができたので、基板の知識がなくても心配はいりません。

小林 嘉樹

パワーエレクトロニクス本部 開発部 応用開発課

2022年入社|3年目

KOBAYASHI Yoshiki

小林 嘉樹
Q.1
現在どんな仕事をしていますか?
現在の部署は「放熱」をキーワードに放熱基板、放熱材料などの開発を行っており、メイコーの中でも他と比較すると特殊な部署かもしれません。私は応用開発課に所属し、お客様から要求のあった基板の新規構造品の開発と社内認定などを行っています。試作段階ではお客様の設計要求に沿うように試作プロセスの検討、条件の検証・評価を行い、製品を形にしていきます。さらにその製品が量産されることになると、展開する工場向けの生産プロセスの設計が必要になります。開発部門というと開発やプロセスの設計のみを行い、あとは製造に任せるようなイメージをもつかもしれませんが、試作評価基板の流動や工場への展開など意外と現場と関わる機会が多いです。何度も検証・評価を行ってPDCAを回しながら開発を進めるので、特に研究や開発が好きな方は楽しめる仕事だと思います。
Q.2
入社以降、過去に携わってきた仕事が、
今の仕事に活きていると思う点は何ですか?
基板技術職で入社される方は基本的にはまず生産技術部門に配属され、経験を積んでいくことになるかと思います。社内でもよく言われていますが、生産技術は基板に関して基本的なことを学べますし、突き詰めると奥の深い部門です。私は入社後にまず河北工場の生産技術、その後天童工場の立ち上げ支援にも携わりました。それらの業務を通して学んだ基板製造の流れや技術的な知識などが今の開発の仕事に活きていると思います。特に河北工場での基板評価の経験、天童工場での立ち上げ支援で得た根気強さは今の開発業務に役立っていると感じます。
Q.3
仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?
多くの製品に使用されている基板を通じて、世の中に貢献できることが大きなやりがいです。身近なものから意外性のあるものまで仕事上で様々な基板に関わると、基板の重要性や世の中の発展に繋がる仕事に携われていることを実感します。加えて仕事が評価されたときや課題を達成したときにはやりがいを感じます。特に天童工場の立ち上げ支援に行っていた際に、一つ一つ課題を解決していくことで段々と形になっていく様子が印象に残っており、とても達成感と充実感がありました。
Q.4
就職活動の際、メイコーを選んだ理由と入社の決め手はなんですか?
基板業界に将来性を感じた点が一番大きいと思います。現在基板は自動車に使用する車載機器・通信機器をはじめとする民生品・産業機器など様々な製品に使用されています。今後もEVの大電流に対応した基板や放熱性に優れた基板、通信技術の発展に伴って高周波に対応した基板、高密度に配線・実装された基板など、様々な機能を備えた基板が必要になります。また、メイコーが国内で高いシェアを誇るメーカーであることや半導体市場が成長傾向にあることもあり、更なる成長が期待できる点が入社の決め手です。
Q.5
実際に働いて感じる、メイコーの魅力はどこですか?
働きやすい職場であることが魅力です。職場の雰囲気はアットホームだと思います。休憩時間に何気ない会話があったり、業務に関して分からないことがある場合は周りの人に聞けば気軽に答えてくれるので、とても話しやすい環境です。また、新入社員研修が充実している点も魅力的でした。私は化学系出身で、基板と聞くと電子・電気系や工学系の知識が無いと厳しい業界なのではないかといったようなイメージをもっておりハードルが高いと感じていました。しかし、研修を通じて一から学ぶことができたので、基板の知識がなくても心配はいりません。
Q.6
これから挑戦していきたいことはありますか?
携わっている開発テーマが完結していないこともあるので、短期的な目標としては今の開発品を量産まで進めていきたいと思っています。また、同じ性能・品質であれば安い製品を採用したいというのは道理であるため、量産への移行に挑戦する際に、他社のライバルとしての存在の大きさを実感します。まだまだ経験を積まないといけませんが、将来的には開発品の材料や工法などを工夫して基板製造のコストダウンに挑戦したいと考えています。
Q.7
今のあなたにとって、メイコーはどんな場所ですか?
基板を通じて世の中を豊かにすることに貢献できる場所です。メイコーは他社と比較して様々な種類の基板を扱っているのが特徴です。基板は製品の中に使われるので実感はしにくいですが、製品を介して幅広く世の中で役立っています。また、若手の内から色々と経験させようという動きが活発な会社なので、個人の成長も望めます。ここ数年で若い世代が増えているので今後さらに活気のある会社になることを期待しています。