業界トップクラスの企業ですが「これをやりたい!」と手を挙げればチャレンジさせてもらえる、そういった風土も魅力です。

安田 稜

商品技術部 商品設計二課

2021年入社|3年目

YASUDA ryo

安田 稜
Q.1
現在どんな仕事をしていますか?
お客様と一緒に基板を設計する業務を担当しています。基板は抵抗やコンデンサ、IC等の部品とは違って流用することができません。つまり一製品につき一つの基板を作る必要があるのです。何故かというと、製品毎に載せる部品が異なるからです。お客様からの「この部品を載せたいのだけれど、対応する基板作りはできますか?」という問いに対し、「こういった工夫をすると実現可能です」という提案をすることでお客様の希望を叶えられる仕事なのでやりがいを感じています。
Q.2
入社以降、過去に携わってきた仕事が、
今の仕事に活きていると思う点は何ですか?
私は入社した直後にFR4-Flexという基板の案件を任される機会がありました。FR4-Flexとは、高精度のざぐり加工により、基板の一部を極限まで削り込み、曲げられるまでに薄くした基板です。柔らかい素材ではないので、何度も曲げることはできませんが、1回折り曲げて組込みを行う用途で活用されます。お客様とのQA対応を始めたのが入社1ヶ月目、プレゼン対応し始めたのが入社4ヶ月目で、気づいたらFR4-Flexに関しては部署内でトップクラスの知識を身に着けることが出来ました。今ではFR4-Flexで使用する材料変更に対して何が懸念で、何が必要かの試験項目を抽出できるようにまでなりました。今後はこの知見を活かして誰でも同じことができるようなマニュアルの整備を進めたいと考えております。
Q.3
仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?
月並みかもしれませんが、実際に一から設計に携わった案件が量産までいったときです。あるお客様から高難易度基板の要求があった際、量産工場では初めてのことだらけだったので当初は工場に嫌がられましたし反感も少し買いました。お客様の信頼に応えたいという気持ちはもちろんありますし、売り上げの観点でも受注したい案件だったので、変化点に対して懸念点を抽出するDRBFMというツールを使用してリスクの潰し込みを一つ一つ入念に行い、最終的に量産しても問題ないことまで確認して量産に繋げることができました。今ではその工場の技術の強みとなり、色々なお客様にご提案のプレゼンを行っていると聞き、頑張ってよかったなと思いました。
Q.4
就職活動の際、メイコーを選んだ理由と入社の決め手はなんですか?
前職で回路設計の業務に従事していたのですが、製品の機能は回路設計では大きくは変わらず、部品に依存するところが大きいと感じておりました。業務を行っている中で製品を作ることより、性能を上げる方に興味をもち、転職を決意しました。とはいえ回路設計の業務から完全に離れることにも抵抗があったので、今までの経験やスキルを活かせる企業に転職したいという考えのもと転職活動を行い、メイコーに巡り合いました。現在もですが、当時もメイコーの売り上げは右肩上がりで、様々な案件を抱えていることを知りました。業界トップクラスの企業ですが「これをやりたい!」と手を挙げればチャレンジさせてもらえる、そういった風土にも魅力を感じ入社しました。
Q.5
実際に働いて感じる、メイコーの魅力はどこですか?
自分がチャレンジしたいといったら実際に任せてもらえるので、良い意味で自分勝手が許されるところだと思います。もちろん会社にとってメリットになることが大前提ですが、この案件を担当したいと手を挙げると上長や先輩方が後押ししてくれます。チャレンジしたけれど上手くいかず行き詰まることもありますが、そういったときでもフォローをしてもらえます。そういう風土があるので自己成長もできるし、会社自体が成長を続けているのはこういった環境が整っているからなのだなと改めて感じます。
Q.6
これから挑戦していきたいことはありますか?
お客様が重要視しているパラメータに信号特性があるのですが、恥ずかしながらそれについての知見があまりありません。そのため、お客様と会話した際に有効打になるような会話ができず、もどかしい思いをしたことがあります。私自らが回路を設計して信号特性を見られるようになることが今の目標です。これができるようになると対策の提案ができるようになるので、お客様満足度の向上に繋がります。本業をおろそかにすることはせず、平行して学んでいきたいと考えています。
Q.7
今のあなたにとって、メイコーはどんな場所ですか?
基板は全ての技術の基盤であると入社して依頼ずっと思っています。製品が進化したくても部品を載せる基板やそれを支える技術が同じく進歩しないと、進化した製品を作ることができません。だからこそ最先端を走り続ける必要がありますし、メイコーは実際に技術の最先端を走っている企業だと思います。数ある電子部品の企業の中で技術のトレンドを一番感じることができる場所だと思っています。